スマホ水没時に絶対NGな行動と正しい応急処置方法

スマホが水没した際にやってはいけないNG行動と、正しい応急処置方法をわかりやすく解説。データ復旧の可能性や修理店での対応フロー、修理すべきかどうかの判断基準も紹介。万が一の水没トラブルに備える実用ガイドで

スマホ水没時に絶対NGな行動とは?

スマートフォンが水に落ちたとき、焦ってしまいがちですが、その場での誤った対処が致命傷になることもあります。以下の行動は絶対に避けてください。

  • 電源を入れる/操作を続ける → 内部に水が入り、ショートの原因に。
  • 充電ケーブルを挿す → 通電すると一気に基板が損傷する危険があります。
  • ドライヤーで乾かす → 熱で内部の部品が変形・腐食を促進する場合があります。
  • 振って水を出そうとする → 水がより深部に入り込み、故障リスクが上がります。

「とにかく乾かす」「動作確認したい」気持ちをグッとこらえることが大切です。

正しい応急処置ステップ【すぐにやるべきこと】

水没後すぐに行うべき応急処置は、以下の通りです。

  1. 電源をすぐにオフにする(電源が入っていれば)
  2. ケースやアクセサリを外し、水分を拭き取る
  3. SIMカード・SDカードを取り出す
  4. 乾いた布やティッシュで優しく水分を吸収する
  5. スマホを立てて、風通しの良い場所に静置(最低24時間以上)

⚠️ 「乾燥剤やシリカゲルと一緒に密封」も有効ですが、すぐに入手できない場合は無理にやらなくても構いません。

データは救えるのか?復旧の可能性と注意点

内部基板やストレージ部分が生きていれば、専門業者によるデータ復旧は十分可能です。ポイントは以下の通り。

  • 水に落ちてからの時間が短いほど成功率が高い
  • 自分で操作を試みて基板がショートした場合、復旧難度が上がる
  • データ復旧は修理とは別サービス(費用は2万〜5万円程度が相場)

📌 「電源が入らない=データも消えた」とは限りません。 慌てて自分で操作せず、静置・持ち込みが賢明です。

修理店での水没対応フローを解説

専門修理店では、以下のような手順で水没処理が行われます。

  1. 本体分解・基板洗浄(超音波洗浄など)
  2. 水分除去・乾燥(専用乾燥装置を使用)
  3. 動作チェック・故障箇所の診断
  4. 必要に応じて部品交換・修復処置
  5. 最終的な復旧結果の報告(データ含む)

修理期間は即日〜3日程度が多く、防水スマホでも水没は保証外になることが多いため、早めの対応が重要です。

修理すべき?買い替えるべき?判断基準3つ

以下の3つのポイントで、修理するか買い替えるかを判断しましょう。

1. 修理費用が端末の半額を超えるか

→ 5万円以上かかるなら、買い替えを検討すべきです。

2. データの重要性

→ 子どもの写真・業務データなどがあるなら、修理・復旧を優先。

3. 使用年数とバッテリー劣化

→ 3年以上使っている&バッテリー持ちが悪いなら、新機種への移行も現実的。

💡 一時的な代替機を使いながら、冷静に判断するのがベストです。

まとめ:焦らず正しい対処を!

スマホの水没は誰にでも起こり得るトラブルです。重要なのは、NG行動を避けて、迅速かつ正しく対応すること。 無理に操作せず、乾燥・静置し、必要に応じて専門業者へ相談することで、大切なデータや端末を救える可能性が高まります。