オルソKは安全?感染リスク・副作用・正しいケア法を解説
オルソKとは?安全性が気になる理由 「寝ている間に近視を矯正できる」と話題のオルソK(オルソケラトロジー)。メガネや日中のコンタクトレンズが不要になる利便性から、子どもから大人まで注目されています。しかし、目に直接装着する特殊レンズという特性から、「本当に安全なのか?」「副作用はないのか?」と心配になる方も多いのではないでしょうか。 本記事では、オルソKの潜在的なリスクと、それを防ぐための正しい使用方法について詳しく解説します。
オルソKの潜在リスクとは
角膜炎や感染症のリスク
最も注意すべきなのは角膜炎です。レンズのケアを怠ると、目に細菌や真菌が侵入し、角膜に炎症が起きることがあります。重度の場合、視力に影響が出るケースも報告されています。
装用時の違和感やドライアイ
オルソKレンズは硬めの素材でできており、最初は「異物感」や「乾き」を感じやすい傾向があります。これは慣れることで軽減されますが、装着を中止する原因にもなりうるため、注意が必要です。
高リスクになりやすい人の特徴
オルソKによるトラブルの多くは、以下のような人に起こりやすい傾向があります。
- レンズケアを怠りがちな人
- 目が乾きやすい体質の人
- 免疫力が低下している時期(風邪やアレルギーなど)
- 使用中に違和感を感じてもそのままにしてしまう人
これらに該当する場合は、使用前に医師と十分な相談が必要です。
正しいレンズケア方法
洗浄と消毒のポイント
毎日のケアが最も重要です。以下の手順を守ることが、感染を防ぐカギになります。
- 手を石けんでよく洗う
- レンズを専用の洗浄液でこすり洗い
- 消毒液でしっかり消毒
- 毎回、保存ケースも洗浄・乾燥する
レンズの保管と交換サイクル
保存液は毎回新しく交換しましょう。レンズそのものも、定期的な交換が必要です。使用期限や傷がないかも定期的にチェックしてください。
定期的な眼科受診が必要な理由
たとえ目に違和感がなくても、3ヶ月〜半年ごとの定期検診は欠かせません。角膜の形状や視力に微細な変化が起きている可能性があるため、医師によるチェックで安全性を維持できます。
異常を感じたらどうすべきか
次のような症状がある場合、すぐに使用を中止し、眼科を受診してください。
- 強い痛みや赤み
- 視界のぼやけ
- 目やにが増える
- レンズ装着時に激しい違和感がある
放置すると症状が悪化し、治療が長引く可能性もあります。
リスクを理解し、正しく使えば安心
オルソKは、正しい知識とケア方法を身につければ、非常に有効な視力矯正法です。しかし、目は非常に繊細な器官であり、油断は禁物です。感染リスク、副作用、定期受診の重要性を理解した上で、安全に活用しましょう。