鼠径ヘルニア手術はいくら?費用と治療方法

🕒 2026-03-12

鼠径ヘルニアは、腹部の組織や腸の一部が鼠径部の筋肉の隙間から外へ押し出されることで起こる状態です。立ったときに鼠径部が膨らむ、違和感があるなどの症状がみられることがあります。成人だけでなく子どもにもみられることがあり、治療では手術が行われるケースが一般的です。本記事では鼠径ヘルニアの原因、症状、治療方法、手術費用の目安などを整理して解説します。

鼠径ヘルニアとは

鼠径ヘルニアとは、腹部の内臓の一部が腹壁の弱い部分から外へ突出する状態を指します。

特に 鼠径部(足の付け根付近) に発生するため、鼠径ヘルニアと呼ばれています。

一般的には「脱腸」という名称でも知られています。

この状態では、腹腔内の組織が筋肉の隙間から外へ出ることで膨らみが生じることがあります。

鼠径ヘルニアの主な症状

鼠径ヘルニアでは次のような症状がみられることがあります。

鼠径部の膨らみ

立ったときや腹圧がかかったときに、鼠径部が膨らむことがあります。

横になると膨らみが小さくなる場合もあります。

違和感や軽い痛み

膨らみのある部分に違和感や圧迫感を感じることがあります。

長時間の立ち仕事や運動後に症状が出やすいケースもあります。

重いものを持ったときの症状

腹圧がかかる動作をした際に、膨らみが強くなることがあります。

腹部の張り

腸が押し出されている場合、腹部の張りや不快感が生じることもあります。

鼠径ヘルニアの原因

鼠径ヘルニアの原因は主に 腹壁の弱さと腹圧の上昇 とされています。

腹壁の筋肉の弱さ

腹部の筋肉や組織が弱い部分から内臓が押し出されることがあります。

これは

  • 加齢
  • 体質
  • 先天的な構造

などが影響する場合があります。

腹圧の上昇

腹圧が高くなる状況も関係するとされています。

  • 重い物を持つ
  • 便秘
  • 長時間の立ち仕事

これらの動作が繰り返されることで、ヘルニアが発生する場合があります。

鼠径ヘルニアの種類

鼠径ヘルニアにはいくつかの種類があります。

外鼠径ヘルニア

最も多いタイプです。

腹腔内の組織が鼠径管を通って突出します。

成人男性に多くみられる傾向があります。

内鼠径ヘルニア

腹壁の弱い部分から直接突出するタイプです。

中高年にみられることがあります。

大腿ヘルニア

鼠径部よりやや下の部分から突出するヘルニアです。

女性に比較的多いとされています。

鼠径ヘルニアの診断

診断は医療機関で行われます。

一般的な診断方法

  • 問診
  • 視診
  • 触診

必要に応じて以下の検査が行われる場合もあります。

  • 超音波検査
  • CT検査

鼠径ヘルニアの治療方法

鼠径ヘルニアでは 手術治療が行われるケースが一般的 とされています。

手術治療

手術では、突出した組織を腹腔内へ戻し、弱くなった部分を補強します。

主な手術方法

メッシュ法

人工メッシュを使って腹壁を補強する方法です。

現在多くの医療機関で行われている方法の一つです。

腹腔鏡手術

小さな傷で行う手術方法です。

特徴

  • 傷が小さい
  • 回復が比較的早い

などのメリットがあるとされています。

鼠径ヘルニア手術の費用目安

手術費用は医療機関や治療方法によって異なります。

健康保険が適用される場合、自己負担の目安は以下の通りです。

手術方法費用目安
開腹手術約3万〜8万円
腹腔鏡手術約6万〜15万円

入院期間や検査費用によって総額は変わることがあります。

鼠径ヘルニアを放置した場合

鼠径ヘルニアは自然に治ることは少ないとされています。

症状が進行すると次のような状態になる可能性があります。

嵌頓(かんとん)

腸が元に戻らなくなる状態です。

この場合は緊急手術が必要になるケースがあります。

腸閉塞

腸の通りが悪くなることで腹痛や嘔吐が起こることがあります。

鼠径ヘルニアの予防のポイント

完全に防ぐことは難しいとされていますが、腹圧を強くかける動作を避けることが参考になる場合があります。

  • 重い物を持つ作業の注意
  • 便秘対策
  • 咳の治療

生活習慣の見直しが症状の悪化を防ぐことにつながる可能性があります。

まとめ

鼠径ヘルニアは、腹部の組織が鼠径部から突出することで膨らみや違和感が生じる状態です。

主な症状

  • 鼠径部の膨らみ
  • 違和感
  • 軽い痛み

治療では手術が行われるケースが一般的で、健康保険が適用される場合は数万円程度の自己負担になることがあります。

症状が気になる場合は医療機関で相談することが参考になる場合があります。