自己破産にかかる費用まとめ|弁護士費用と裁判所費用の内訳

🕒 2026-03-11

自己破産にかかる費用の相場や手続きの流れ、弁護士費用・裁判所費用などの内訳を解説。自己破産の費用が変動する要因や分割払いの可否、依頼前に確認しておきたいポイントなどを整理します。

自己破産とは

自己破産とは、借金の返済が困難になった場合に裁判所へ申し立てを行い、法律上の手続きによって債務の支払い義務を免除してもらう制度です。

日本の破産制度では、裁判所が申立人の財産状況を確認し、一定の条件を満たす場合に「免責」が認められます。免責が決定すると、多くの借金の返済義務が法律上免除される可能性があります。

自己破産は債務整理の一つであり、他にも以下の方法があります。

  • 任意整理
  • 個人再生

借入額や収入状況によって適した手続きが異なるため、状況に応じて検討されることがあります。

自己破産費用の相場

自己破産の費用は、主に

  • 弁護士費用
  • 裁判所費用

の2つに分けられます。

一般的な総額の目安は以下の通りです。

手続き種類費用相場
同時廃止事件約20万〜40万円
管財事件約50万〜80万円

案件の内容や地域、弁護士事務所によって費用は変わることがあります。

自己破産費用の内訳

自己破産費用は複数の項目で構成されています。

弁護士費用

弁護士へ依頼する場合、以下の費用が発生することがあります。

主な費用項目

  • 着手金
  • 報酬金
  • 事務手数料

費用相場

約20万〜50万円程度

弁護士事務所によっては分割払いに対応しているケースもあります。

裁判所費用

自己破産手続きでは裁判所に支払う費用も必要です。

主な内訳

  • 申立手数料
  • 予納郵券
  • 官報公告費

合計

約1万〜3万円程度

ただし、管財事件の場合は別途費用が発生します。

破産管財人費用

管財事件では、裁判所が破産管財人を選任します。

管財人は財産調査や債権者対応などを行います。

費用目安

約20万〜50万円

これを「予納金」として裁判所へ納める必要があります。

同時廃止と管財事件の違い

自己破産では主に2つの手続きがあります。

同時廃止事件

財産がほとんどない場合に適用されるケースです。

特徴

  • 手続きが比較的簡易
  • 費用が低い
  • 手続き期間が短い

費用目安

約20万〜40万円

管財事件

一定以上の財産がある場合や、調査が必要な場合に適用されます。

特徴

  • 破産管財人が選任される
  • 手続き期間が長くなる
  • 費用が高くなる

費用目安

約50万〜80万円

自己破産費用が高くなるケース

以下のような場合は費用が高くなる可能性があります。

財産が多い

不動産や高額資産がある場合は管財事件になることがあります。

借入先が多い

債権者が多い場合、手続きが複雑になることがあります。

事業関連の借金

個人事業主などの場合、調査が必要になるケースがあります。

ギャンブルなどの事情

免責調査が必要になる場合、管財事件になることがあります。

自己破産費用を抑える方法

費用をできるだけ抑えるためのポイントもあります。

分割払いを利用する

多くの法律事務所では弁護士費用の分割払いに対応しています。

法テラスの利用

収入が一定基準以下の場合、法的支援制度を利用できる場合があります。

この制度では弁護士費用の立替制度が利用できることがあります。

早めに相談する

借金が増える前に相談することで、手続きの選択肢が広がる場合があります。

自己破産手続きの流れ

自己破産は一般的に以下の流れで進みます。

  1. 弁護士へ相談
  2. 受任通知送付
  3. 書類準備
  4. 裁判所へ申立て
  5. 破産手続開始
  6. 免責審尋
  7. 免責決定

案件内容によって手続き期間は変わりますが、一般的には数か月程度かかるケースが多いとされています。

自己破産を検討する際の注意点

自己破産にはメリットだけでなく注意点もあります。

主なポイント

  • 一定期間信用情報に記録される
  • 一部の財産は処分対象になる場合がある
  • 一部職業に制限がある期間がある

これらの点を理解した上で手続きを検討することが重要です。

まとめ

自己破産費用の相場は手続きの種類によって異なります。

一般的な目安

  • 同時廃止:20万〜40万円
  • 管財事件:50万〜80万円

費用は弁護士費用、裁判所費用、管財人費用などで構成されます。

状況によって適した手続きが変わるため、自己破産を検討する際は費用だけでなく手続き内容や条件を確認しながら判断することが参考になります。