胃がん手術の費用はいくら?開腹・腹腔鏡・ロボット手術の料金と高額療養費制度を解説
胃がん手術の費用相場を徹底解説。開腹手術・腹腔鏡手術・ロボット支援手術の料金目安、入院費、麻酔費、術後治療費まで整理します。保険適用時の自己負担額、高額療養費制度の仕組み、差額ベッド代の考え方も含め、総額イメージを具体的に解説する実用ガイドです。
胃がん手術の種類と費用目安
① 開腹手術
腹部を切開して胃を部分切除または全摘する方法。
■ 手術費(保険3割負担)
約20万〜40万円
■ 入院期間
約2〜3週間
■ 特徴
- 適応範囲が広い
- 大きな腫瘍や進行がんに適用されやすい
② 腹腔鏡手術
小さな切開からカメラを入れて行う低侵襲手術。
■ 手術費(3割負担)
約25万〜50万円
■ 入院期間
約10日〜2週間
■ 特徴
- 傷が小さい
- 回復が比較的早い
- 早期胃がんに多い
③ ロボット支援手術
手術支援ロボットを使用する高度技術。
■ 手術費(3割負担)
約30万〜60万円
※現在は多くの症例で保険適用。
■ 特徴
- 精密な操作が可能
- 出血が少ない傾向
入院費・周辺費用
手術費以外にも以下が発生します。
■ 入院費
1日あたり約5,000〜20,000円 (病院・部屋タイプにより差)
2週間入院した場合:約7万〜20万円程度
■ 麻酔費
約3万〜8万円(3割負担)
■ 検査費
- 血液検査:約2,000〜5,000円
- CT・MRI:約5,000〜15,000円
■ 病理検査費
約5,000〜20,000円
手術総額イメージ(保険適用)
※ステージや合併症により増減。
高額療養費制度とは
日本の公的医療保険には「高額療養費制度」があります。
自己負担額には上限があり、 年収に応じて上限額が決まります。
例(一般所得者の場合):
月の自己負担上限 約8万〜9万円+(医療費−約27万円)×1%
多くの場合、実際の支払いは 約8万〜15万円程度に抑えられるケースが多いです。
差額ベッド代について
個室や特別室を選ぶと自己負担が増えます。
- 個室:約5,000〜30,000円/日
- 大部屋:追加費用なし
2週間個室の場合、追加で約7万〜40万円以上になることもあります。
早期胃がんと進行胃がんでの費用差
■ 早期胃がん(内視鏡治療可能)
内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)
費用:約5万〜15万円(3割負担) 入院:約3〜7日
→ 外科手術より費用負担が低い傾向。
■ 進行胃がん
手術+抗がん剤治療が必要になることも。
抗がん剤治療費 月約3万〜10万円(保険適用後)
分子標的薬や免疫療法ではさらに高額になる場合もあります。
退院後にかかる費用
- 定期検査(CT・血液検査)
- 外来診察費
- 抗がん剤治療費
- 栄養指導
年間で約10万〜30万円程度が目安になることがあります。
医療保険・がん保険の活用
民間のがん保険では:
- 手術給付金
- 入院給付金
- 通院給付金
が支給対象になる場合があります。
加入内容によって支給額は異なります。
よくある質問(FAQ)
Q1:実際の自己負担はいくら?
→ 高額療養費制度を利用すると、約8万〜15万円程度に収まるケースが多いです。
Q2:ロボット手術は高い?
→ 保険適用される症例が増え、自己負担は他術式と大きく変わらない場合があります。
Q3:入院はどれくらい必要?
→ 約1〜3週間が一般的ですが、個人差があります。
胃がん手術費用まとめ
※年収区分・医療内容により変動。
まとめ
胃がん手術の費用は、
- 手術方法
- 入院期間
- 保険制度
- 個室利用の有無
- 追加治療
によって変わります。
日本では公的保険制度が整っているため、想定より自己負担が抑えられるケースも多いです。
治療計画を立てる際は、
✔ 手術方式 ✔ 入院日数 ✔ 高額療養費制度 ✔ 退院後治療費
を含めて総額を把握することが重要です。