胃がん手術の費用はいくら?開腹・腹腔鏡・ロボット手術の料金と高額療養費制度を解説

🕒 2026-02-27

胃がん手術の費用相場を徹底解説。開腹手術・腹腔鏡手術・ロボット支援手術の料金目安、入院費、麻酔費、術後治療費まで整理します。保険適用時の自己負担額、高額療養費制度の仕組み、差額ベッド代の考え方も含め、総額イメージを具体的に解説する実用ガイドです。

胃がん手術の種類と費用目安

① 開腹手術

腹部を切開して胃を部分切除または全摘する方法。

■ 手術費(保険3割負担)

約20万〜40万円

■ 入院期間

約2〜3週間

■ 特徴

  • 適応範囲が広い
  • 大きな腫瘍や進行がんに適用されやすい

② 腹腔鏡手術

小さな切開からカメラを入れて行う低侵襲手術。

■ 手術費(3割負担)

約25万〜50万円

■ 入院期間

約10日〜2週間

■ 特徴

  • 傷が小さい
  • 回復が比較的早い
  • 早期胃がんに多い

③ ロボット支援手術

手術支援ロボットを使用する高度技術。

■ 手術費(3割負担)

約30万〜60万円

※現在は多くの症例で保険適用。

■ 特徴

  • 精密な操作が可能
  • 出血が少ない傾向

入院費・周辺費用

手術費以外にも以下が発生します。

■ 入院費

1日あたり約5,000〜20,000円 (病院・部屋タイプにより差)

2週間入院した場合:約7万〜20万円程度

■ 麻酔費

約3万〜8万円(3割負担)

■ 検査費

  • 血液検査:約2,000〜5,000円
  • CT・MRI:約5,000〜15,000円

■ 病理検査費

約5,000〜20,000円

手術総額イメージ(保険適用)

項目目安
手術費約20万〜60万円
入院費約7万〜20万円
麻酔・検査約5万〜15万円
合計約30万〜90万円

※ステージや合併症により増減。

高額療養費制度とは

日本の公的医療保険には「高額療養費制度」があります。

自己負担額には上限があり、 年収に応じて上限額が決まります。

例(一般所得者の場合):

月の自己負担上限 約8万〜9万円+(医療費−約27万円)×1%

多くの場合、実際の支払いは 約8万〜15万円程度に抑えられるケースが多いです。

差額ベッド代について

個室や特別室を選ぶと自己負担が増えます。

  • 個室:約5,000〜30,000円/日
  • 大部屋:追加費用なし

2週間個室の場合、追加で約7万〜40万円以上になることもあります。

早期胃がんと進行胃がんでの費用差

■ 早期胃がん(内視鏡治療可能)

内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)

費用:約5万〜15万円(3割負担) 入院:約3〜7日

→ 外科手術より費用負担が低い傾向。

■ 進行胃がん

手術+抗がん剤治療が必要になることも。

抗がん剤治療費 月約3万〜10万円(保険適用後)

分子標的薬や免疫療法ではさらに高額になる場合もあります。

退院後にかかる費用

  • 定期検査(CT・血液検査)
  • 外来診察費
  • 抗がん剤治療費
  • 栄養指導

年間で約10万〜30万円程度が目安になることがあります。

医療保険・がん保険の活用

民間のがん保険では:

  • 手術給付金
  • 入院給付金
  • 通院給付金

が支給対象になる場合があります。

加入内容によって支給額は異なります。

よくある質問(FAQ)

Q1:実際の自己負担はいくら?

→ 高額療養費制度を利用すると、約8万〜15万円程度に収まるケースが多いです。

Q2:ロボット手術は高い?

→ 保険適用される症例が増え、自己負担は他術式と大きく変わらない場合があります。

Q3:入院はどれくらい必要?

→ 約1〜3週間が一般的ですが、個人差があります。

胃がん手術費用まとめ

区分費用目安(3割負担)
開腹手術約20万〜40万円
腹腔鏡手術約25万〜50万円
ロボット手術約30万〜60万円
高額療養費利用後約8万〜15万円前後になるケース多い

※年収区分・医療内容により変動。

まとめ

胃がん手術の費用は、

  • 手術方法
  • 入院期間
  • 保険制度
  • 個室利用の有無
  • 追加治療

によって変わります。

日本では公的保険制度が整っているため、想定より自己負担が抑えられるケースも多いです。

治療計画を立てる際は、

✔ 手術方式 ✔ 入院日数 ✔ 高額療養費制度 ✔ 退院後治療費

を含めて総額を把握することが重要です。