五十肩の手術はいくらかかる? 手術費用・入院費・保険適用・自己負担額を徹底解説
五十肩(肩関節周囲炎)は、多くの場合は保存療法で改善しますが、痛みや可動域制限が長期間続く場合、手術が検討されるケースもあります。その際に最も多い疑問が「五十肩の手術はいくらかかるのか」「保険は使えるのか」「実際の自己負担はいくらになるのか」という点です。本ページでは、日本の医療制度を前提に、五十肩の手術費用を中心に、手術の種類・入院費・保険制度・総額目安まで詳しく解説します。
五十肩で手術が検討されるのはどんな場合か
五十肩は自然経過で改善することが多いため、すべての患者が手術対象になるわけではありません。
手術を検討する主なケース
- 発症から1年以上経過しても痛みが強い
- リハビリ・注射治療でも可動域が改善しない
- 夜間痛が続き、日常生活に大きな支障がある
- 関節拘縮が高度で、仕事や家事が困難
➡ **「保存療法で改善が見込めない重症例」**が手術対象となります。
五十肩の主な手術方法と特徴
① 関節鏡視下授動術(最も一般的)
現在、五十肩の手術で最も多く行われている方法です。
- 関節鏡を用いた低侵襲手術
- 硬くなった関節包を切開・剥離
- 術後の痛みが比較的少ない
➡ 費用と効果のバランスが良く、標準的な選択肢
② 関節鏡視下滑膜切除術
- 炎症が強い場合に併用される
- 痛み軽減を目的とする
➡ 単独よりも授動術と組み合わせるケースが多い
③ 観血的授動術(まれ)
- 関節鏡で対応できない重症例
- 現在は実施施設が限られる
➡ 入院期間・費用はやや高め
五十肩の手術費用はいくら?【保険診療】
手術費用の目安(3割負担)
※医療機関・入院日数・手術内容により変動します。
入院期間と関連費用の考え方
一般的な入院日数
- 5〜10日程度
- 術後早期からリハビリ開始
別途かかる可能性のある費用
- 差額ベッド代
- 食事代
- 退院後の外来リハビリ費用
➡ 差額ベッド代は全額自己負担となる点に注意が必要です。
五十肩の手術は保険適用される?
公的医療保険
- 手術・入院ともに健康保険適用
- 自己負担は1〜3割(年齢・所得による)
高額療養費制度
- 月額の自己負担に上限あり
70歳未満・一般所得者の例
- 自己負担上限:約8〜9万円+α
➡ 請求総額が30万円を超えても、実際の負担は10万円前後に収まるケースが多い
民間医療保険は使える?
加入している医療保険の内容によっては、以下が対象になります。
- 入院給付金
- 手術給付金
➡ 給付金により実質負担がさらに軽減される可能性あり
手術と保存療法の費用を長期で比較
➡ 長期化した通院費を考えると、手術の方が結果的に経済的な場合もある
手術前に必ず確認したい費用ポイント
- 手術方法と適応条件
- 入院日数の目安
- 差額ベッド代の有無
- 高額療養費制度の利用可否
- 医療保険の給付対象
➡ 費用総額を事前に把握することが重要
よくある質問|五十肩 手術 いくら?
Q:日帰り手術は可能?
A:多くの場合、短期間の入院が必要です。
Q:両肩同時に手術すると費用は倍?
A:基本的には手術回数分かかりますが、高額療養費制度により自己負担には上限があります。
まとめ|五十肩の手術費用は制度理解で大きく変わる
五十肩の手術費用は決して安くはありませんが、日本の健康保険制度と高額療養費制度を正しく利用することで、実際の自己負担は大きく抑えられる可能性があります。 長期間痛みが続いている場合は、費用面だけでなく生活の質や回復後の状態も含め、専門医と十分に相談した上で手術を検討することが重要です。