五十肩とは?治療方法・治療費用・注射や手術の必要性をわかりやすく解説

🕒 2026-01-15

五十肩(肩関節周囲炎)は、40代後半から60代に多く見られる肩の疾患で、肩の痛みや可動域制限が長期間続くことが特徴です。症状が軽い場合は自然に改善することもありますが、痛みが強い場合や日常生活に支障が出る場合には、通院治療や注射、リハビリが必要になるケースもあります。本ページでは、五十肩の治療方法と治療費用の相場、健康保険の適用範囲について整理します。

五十肩とは(肩関節周囲炎)

五十肩とは、肩関節周囲の筋肉や腱、関節包などに炎症が起こり、痛みや動かしにくさが生じる状態を指します。

  • 正式名称:肩関節周囲炎
  • 明確な原因が特定できないケースが多い
  • 加齢や血流低下が関与すると考えられている

男女ともに発症しますが、中高年層に多い疾患です。

五十肩の主な症状

  • 肩を動かすと痛む
  • 夜間に痛みが強くなる
  • 腕を上げにくい、後ろに回せない
  • 着替えや洗髪が困難

症状は一般的に、急性期・慢性期・回復期の3段階を経過します。

五十肩の診断方法

  • 問診・視診
  • 肩の可動域検査
  • レントゲン検査(他疾患の除外)
  • 必要に応じて MRI 検査

診断結果をもとに、治療内容や治療期間、費用の目安が判断されます

五十肩の主な治療方法

保存療法(基本治療)

多くの場合、五十肩は保存療法が中心となります。

  • 安静・動作制限
  • 消炎鎮痛薬の内服
  • 湿布の使用
  • 温熱療法・電気治療

治療期間の目安

  • 数か月〜1年以上かかることもあります

注射治療

痛みが強く、日常生活に支障がある場合には注射治療が行われることがあります。

  • ステロイド注射
  • 局所麻酔注射

炎症や痛みを抑え、リハビリを進めやすくする目的で使用されます。

リハビリテーション

  • 可動域改善訓練
  • 肩周囲筋のストレッチ
  • 筋力低下の予防

リハビリは治療の中心となるため、通院回数が多くなりやすく、費用にも影響します

手術治療が検討されるケース

  • 保存療法で改善が見られない
  • 可動域制限が著しい
  • 長期間強い痛みが続く

主な手術:

  • 関節鏡視下手術

五十肩の治療費用相場

保存療法(通院中心)

総医療費

  • 約2万円〜6万円前後

自己負担額(3割負担)

  • 5,000円〜2万円程度

注射治療の費用目安

  • 1回あたり:約2,000円〜5,000円(3割負担)
  • 回数により総額は変動します

リハビリ費用

  • 1回あたり:約500円〜1,500円(3割負担)
  • 月数回〜週1回以上通院するケースもあります

手術を行う場合の費用

総医療費

  • 約70万円〜120万円前後

自己負担額(3割負担)

  • 20万円〜35万円程度

※入院日数や術式により異なります。

入院が必要になる場合

  • 手術を伴う治療
  • 術後経過観察が必要な場合

入院期間の目安

  • 約3日〜1週間程度

健康保険の適用について

五十肩の治療は、原則として健康保険が適用されます。

  • 診察・検査
  • 注射
  • リハビリ
  • 手術

※差額ベッド代などは自己負担となります。

高額療養費制度の利用

手術などで医療費が高額になる場合、

  • 高額療養費制度の対象
  • 月ごとの自己負担上限あり
  • 限度額適用認定証の利用が可能

事前に制度を確認しておくことが重要です。

医療保険・生命保険の給付

加入内容によっては、

  • 入院給付金
  • 手術給付金
  • 通院給付金

が支給される場合があります。 ※契約内容の確認が必要です。

五十肩の治療費で注意すべきポイント

  • 治療期間が長期化しやすい
  • 通院・リハビリ回数が増えやすい
  • 症状の波により費用総額が変動

短期的な費用だけでなく、治療全体の費用を把握することが重要です。

よくある質問(費用・治療)

Q. 五十肩は自然に治りますか? A. 自然に改善する場合もありますが、痛みが強い場合は治療が必要です。

Q. 注射は何回まで行えますか? A. 症状や医師判断により異なります。

まとめ|五十肩の治療費は治療内容と期間で大きく異なる

五十肩は、保存療法から注射、リハビリ、手術まで治療選択肢が幅広く、治療期間や費用には個人差があります。健康保険や高額療養費制度を正しく理解し、自身の症状や生活状況に合った治療を選択することが大切です。