五十肩の治療費はいくら?注射・手術・保険適用をわかりやすく解説
五十肩は、肩関節周囲に炎症が起こり、痛みや可動域制限が長期間続く疾患です。本ページでは、保存療法・注射・リハビリ・手術といった治療方法ごとの特徴と、治療費用の相場、健康保険の適用範囲、高額療養費制度の考え方について解説しています。治療にどの程度の費用がかかるのかを事前に知りたい方に向けた、費用面を重視した情報ページです。
五十肩とは(肩関節周囲炎)
五十肩とは、肩関節周囲の組織に炎症が起こり、肩の痛みや動かしにくさが生じる状態を指します。
- 正式名称:肩関節周囲炎
- 発症年齢:40代後半〜60代が中心
- 明確な原因が特定できないケースが多い
自然経過で改善する場合もありますが、治療が長期化することも少なくありません。
五十肩の主な症状
- 肩を動かすと強い痛みが出る
- 夜間痛で眠れない
- 腕を上げたり後ろに回す動作が困難
- 日常動作(着替え・洗髪)がしにくい
症状は「急性期」「慢性期」「回復期」と段階的に変化します。
五十肩の診断方法
- 問診・視診
- 可動域テスト
- レントゲン検査(他疾患除外)
- 必要に応じて MRI 検査
これらを総合して、治療方針と治療期間、費用の目安が判断されます。
五十肩の主な治療方法
保存療法(基本治療)
多くの五十肩は、まず保存療法が選択されます。
- 安静・動作制限
- 消炎鎮痛薬の内服
- 温熱療法・電気療法
- 理学療法(リハビリ)
治療期間の目安
- 数か月〜1年以上かかることもあります
注射治療
痛みが強い場合、注射治療が行われることがあります。
- ステロイド注射
- 局所麻酔注射
痛みを軽減し、リハビリを進めやすくする目的で実施されます。
リハビリテーション
- 可動域改善
- 筋力回復
- 再発防止
リハビリは治療期間が長くなりやすく、通院回数が費用に影響します。
手術治療が検討されるケース
- 保存療法で改善しない
- 可動域制限が著しい
- 日常生活への支障が大きい
主な手術:
- 関節鏡視下手術
五十肩の治療費用相場
保存療法(通院)
総医療費
- 約2万円〜6万円前後
自己負担額(3割負担)
- 5,000円〜2万円程度
注射治療の費用目安
- 1回あたり:約2,000円〜5,000円(3割負担)
- 実施回数により総額は変動します
リハビリ費用
- 1回あたり:約500円〜1,500円(3割負担)
- 通院回数が多いほど累計費用は増加
手術を行う場合の費用
総医療費
- 約70万円〜120万円前後
自己負担額(3割負担)
- 20万円〜35万円程度
※入院日数・手術内容により変動します。
入院が必要になる場合
- 手術を行うケース
- 術後の経過観察が必要な場合
入院期間の目安
- 約3日〜1週間程度
健康保険の適用について
五十肩の治療は、原則として健康保険が適用されます。
- 診察・検査
- 注射
- リハビリ
- 手術
※差額ベッド代などは自己負担となります。
高額療養費制度の利用
手術などで医療費が高額になる場合、
- 高額療養費制度の対象
- 月ごとの自己負担上限あり
- 限度額適用認定証の利用可能
事前に制度を理解しておくことが重要です。
医療保険・生命保険の給付
加入内容により、
- 入院給付金
- 手術給付金
- 通院給付金
が支給される場合があります。
治療費を考える際の注意点
- 治療期間が長期化しやすい
- 通院・リハビリ回数が増える
- 仕事・家事への影響
短期費用だけでなく、総治療期間での費用を把握することが大切です。
よくある質問(費用・治療中心)
Q. 五十肩は自然に治りますか? A. 自然経過で改善する場合もありますが、痛みが強い場合は治療が必要です。
Q. 注射は何回まで行えますか? A. 症状や医師判断により異なります。
まとめ|五十肩の治療費は治療内容で大きく異なる
五十肩は、保存療法・注射・リハビリ・手術と治療方法が多岐にわたり、治療期間や費用も個人差があります。健康保険や高額療養費制度を正しく理解し、自身の症状や生活状況に合った治療選択を行うことが重要です。