東京で結婚式を挙げる際、まずは結婚式場のイメージを固めることが大切です。どのような挙式スタイルで、どんな雰囲気の式にしたいのかをふたりで話し合い、予算とゲスト人数も明確にします。会場の立地やタイプ、設備、料理、サービス内容などを総合的に検討することで、満足度の高い式が実現できます。

挙式スタイルには、教会式（キリスト教式）、神前式、人前式、仏前式などがあります。東京では伝統的な神社式から、ホテルやゲストハウスでの教会式、人前式まで幅広く選択可能です。また、形式にこだわらない自由なスタイルも増えており、ふたりの個性を反映した結婚式が実現できます。

東京での結婚式場の種類と特徴

ホテルウェディング

東京のホテルでは、格式高く広々とした会場を利用でき、宿泊や交通アクセスが便利です。都内主要駅周辺のホテルは、新宿・品川・東京駅周辺に集中しており、ゲストの移動もスムーズです。式場の規模や会場の雰囲気によって費用は変わりますが、ホテルウェディングは料理やサービスのクオリティが安定している点が魅力です。

ゲストハウス

アットホームな雰囲気を重視するカップルに人気です。東京では、代官山・表参道・恵比寿などのオシャレなエリアに多く、プライベート感がある貸切型の会場が多いのが特徴です。ゲスト数に合わせて小規模から中規模まで柔軟に対応可能です。

神社・仏閣

日本の伝統を重視する場合、明治神宮や日枝神社、芝大神宮などが候補に挙がります。厳かな雰囲気の中で神前式を行うことで、格式ある結婚式を演出できます。仏前式は菩提寺で行うことも可能です。

レストランウェディング

少人数の結婚式や会費制の披露宴に向いています。東京では銀座や六本木、丸の内に個性的なレストランが多く、オリジナルメニューでゲストをもてなせる点が魅力です。

結婚式を挙げる季節と時間帯の選び方

東京での結婚式は、季節によって会場の雰囲気や費用、予約状況が変わります。

• 春（3～5月）：桜や新緑の季節で人気が高く、費用はやや高め。
• 夏（6～8月）：天候が安定しており、屋外ガーデンウェディングに向いています。
• 秋（9～11月）：紅葉シーズンで景観が美しく、写真映えします。
• 冬（12～2月）：オフシーズンとして費用を抑えやすく、ホテルでは室内装飾が豪華に演出されます。

時間帯も、昼間の明るい時間帯に挙式を行うと自然光で写真が映えますが、夕方から夜にかけてはライトアップによる幻想的な演出が可能です。

東京の結婚式場選びの具体的なポイント

1. 会場タイプとスタイルを決める ホテル、ゲストハウス、神社などどのタイプで式を行うかを決めます。ゲスト人数や希望の雰囲気に合わせて選びましょう。
2. 立地とアクセスを確認する ゲストの移動の利便性、駐車場や宿泊施設の有無を確認します。都内中心部は交通の便が良いですが、地方から来るゲスト向けに宿泊手配も検討しましょう。
3. 雰囲気と設備をチェックする ブライダルフェアや見学で会場の雰囲気を体感します。控室や待合室、授乳室、バリアフリー設備など、ゲストが快適に過ごせる環境か確認しましょう。
4. 料理・ドリンクのレベルを試食で確認する ゲストへのおもてなしとして料理の満足度は重要です。試食会で味や盛り付けを確認します。
5. スタッフの対応を確認する 親切で丁寧なスタッフが揃っているかで、当日のスムーズさやゲストへの対応品質が変わります。

東京の結婚式場にかかる費用目安

東京で結婚式を挙げる場合、会場や挙式スタイル、ゲスト人数によって費用は変動します。平均的には約375万円が目安です。費用は以下の通りです。

会場関連費用

• 挙式料・会場使用料：約30万～80万円
• 料理・飲み物：1名あたり約1万5,000円～2万2,000円、総額100万円前後
• 会場装花・装飾：平均20万円
• ペーパーアイテム：招待状・席次表・席札など、1部あたり300～400円

衣裳・美容費用

• 新婦衣裳：ウエディングドレス、カラードレス等で合計50万～60万円
• 新郎衣裳：タキシードや紋服で15万～20万円
• ブーケ・ブライダルエステ：各4万～10万円

写真・映像費用

• スナップ写真・ビデオ撮影：各20万円前後

ゲストへのおもてなし費用

• 引出物・引菓子・プチギフト：1名あたり7,000円～8,000円

その他の費用

• 二次会費用、新婚旅行費用、新生活費用なども含める必要があります。特に東京は会場費や宿泊費が高めのため、総額シミュレーションをおすすめします。

費用の工面と自己負担額

結婚式費用はすべて自分たちで賄う必要はありません。ご祝儀や親からの援助金を考慮すると自己負担額は大幅に変わります。東京での平均ご祝儀総額は約198万円、親からの援助金平均は約181万円です。その他、職場や自治体からのお祝い金も確認しましょう。

支払いのタイミング

1. 婚約費用：結納や顔合わせ食事会は式の12～6か月前
2. 結婚式費用：会場によっては前払い。内金5～20万円を成約時に支払い、残金は式の3～2週間前
3. 新婚旅行費用：予約時～出発3週間前
4. 新生活費用：新居契約時～家具・家電購入時

東京エリア別のおすすめ会場例

• 新宿・渋谷エリア：交通便利でホテルウェディングやゲストハウスが充実
• 表参道・代官山：おしゃれでアットホームな雰囲気のゲストハウスが多い
• 銀座・丸の内：レストランウェディングやラグジュアリーホテルに最適
• 港区（六本木・青山）：都会的で洗練された雰囲気、海外風の結婚式も可能

各エリアごとに立地、費用、雰囲気を比較して選ぶことが理想です。

まとめ

東京で結婚式場を選ぶ際は、挙式スタイル、会場タイプ、季節、立地、設備、費用など多くの要素を総合的に検討することが重要です。ブライダルフェアの活用、試食会、プランナーとの相談を通じて、予算内で理想の結婚式を実現しましょう。