必須装備ガイド:ボクシンググローブ・防具・ウェアの選び方

🕒 2025-08-19

ボクシングやキックボクシングを始めるとき、多くの人が最初に悩むのが「どんな装備を揃えればよいのか」という点です。グローブや防具、ウェアやシューズは、単に見た目を整えるものではなく、練習の質や安全性に直結する重要な存在です。誤った装備選びをすると怪我のリスクが高まり、せっかくの練習が長続きしないこともあります。この記事では、初心者から経験者まで参考になる「必須装備の選び方」を徹底的に解説していきます。

グローブの種類と選び方

トレーニング用グローブ

日常的にサンドバッグやミット打ち、軽いスパーリングに使うグローブです。クッション性と耐久性が重視され、手や手首を保護する機能が求められます。初心者の場合、最初から軽量タイプを選んでしまうと手首を痛めやすいため、12オンス以上のしっかりしたものが安心です。

よくある失敗例

  • 「値段の安さだけで選ぶ」 → 数ヶ月で破れやすく、結局買い替えが必要
  • 「オンス数を無視」 → 体格に合わず打撃時に怪我のリスク増
  • 「デザイン優先」 → 手首固定が弱く、長時間の練習で痛みが出る

試合用グローブ

公式戦やスパーリング試合に使われるグローブは、規定に基づいたオンス数・サイズが決められています。試合用は軽量で打撃感が伝わりやすいため、防御より攻撃重視の設計です。練習用との兼用は避け、必ず分けて準備しましょう。

選び方のポイント

  • オンス数:体重や用途に合わせる
  • 固定力:手首をしっかりサポート
  • 衝撃吸収:パンチ時のダメージ軽減
  • フィット感:指の動きが自然で、長時間でも疲れにくい

防具の重要性

マウスピース

マウスピースは歯や顎を守るだけでなく、脳への衝撃を和らげる効果もあります。市販の熱成形タイプは手軽ですが、完全なフィット感を求めるなら歯科医で作るオーダーメイドが最適です。

よくある疑問

  • 「安い既製品でも十分?」 → 軽い練習なら可。ただし強いスパーリングではリスク大。
  • 「しゃべりにくいのでは?」 → フィットしていれば会話も可能。違和感は慣れで解消。

シンガード(すね当て)

キック系の練習では必須です。硬い部分に衝撃を受けると痛みや怪我につながるため、厚みと固定性を兼ね備えたものが望ましいです。

選び方の注意点

  • ベルトやゴムのずれにくさ
  • クッションの厚さ
  • 動きを妨げない軽量性

ヘッドギア

スパーリングの際に頭部を守ります。視界の確保が最重要で、頬や顎の保護とのバランスを考える必要があります。軽さと安定感を両立できるタイプを選ぶと快適です。

ウェアとシューズの選び方

ウェア

ボクシングやキックボクシングの動きは激しいため、吸汗速乾性に優れた素材が最適です。Tシャツやタンクトップ、ショートパンツなど、動きを制限しない服装が基本です。

失敗例

  • 綿素材で汗が乾かず、体温が下がって風邪をひく
  • 大きすぎるサイズを選び、動きが鈍くなる
  • デザイン重視で機能性を軽視

シューズ

専用のボクシングシューズはリング上での滑りにくさと足首のサポートが特長です。軽量で薄いソールにより素早いフットワークを可能にします。

選び方のポイント

  • 足首を支えるハイカットタイプ
  • ソールのグリップ力
  • 通気性と軽量性

日本で人気のブランド

日本では、初心者からプロ選手まで支持されるブランドが数多くあります。特にグローブや防具は、耐久性・安全性・デザイン性のバランスが取れているものが人気です。価格帯も幅広いため、自分の目的や予算に応じて選ぶことが可能です。

よくある質問(FAQ)

Q1. 初心者はまず何を買えばいいですか? A. 最低限必要なのはグローブとマウスピースです。スパーリングを始める際には、ヘッドギアとシンガードも加えましょう。

Q2. グローブのオンスはどう選ぶべき? A. 一般的に体重60kg以下は12オンス、60~80kgは14オンス、80kg以上は16オンスが目安です。

Q3. 練習用のウェアは普通のスポーツウェアで代用可能? A. 初期は可能ですが、汗処理や動きやすさを考えると専用ウェアの方が快適です。

Q4. シューズは必ず必要? A. ジムによっては裸足での練習もありますが、安定感や足首の保護を考えると専用シューズがおすすめです。

まとめ

装備選びは「安全性」と「快適さ」を両立させることが最も重要です。グローブ、防具、ウェア、シューズのそれぞれには明確な役割があり、適切に選ぶことで怪我を防ぎつつ、トレーニング効果を最大化できます。初心者ほど装備の質に左右されやすいため、焦らず自分に合ったものを揃えていきましょう。装備が整えば、練習はより楽しく、継続しやすくなります。